ノバルティスファーマ ノバルティスの「コセンティクス®」、ほぼすべての乾癬患者さんで休薬後の投与再開により皮膚症状を改善



ノバルティスの「コセンティクス®」、ほぼすべての乾癬患者さんで休薬後の投与再開により皮膚症状を改善

2017年 3月 21日

プレスリリース

報道関係各位

ノバルティス ファーマ株式会社

この資料は、ノバルティス(スイス・バーゼル)が2017年3月6日(現地時間)に発表したものを日本語に翻訳(要約)したもので、参考資料として提供するものです。資料の内容および解釈については英語が優先されます。英語版はhttps://www.novartis.comをご参照ください。

  • 新たな解析によると、「コセンティクス」を投与再開された患者の94%がPASI 75*、約80%がPASI90~PASI100*を16週間で回復1
  • 「コセンティクス」はウステキヌマブおよびエタネルセプト**と比較して優れた持続性を示し、皮膚症状の「寛解」または「ほぼ寛解」(PASI90~PASI100*)を長期にわたって達成2,3
  • 「コセンティクス」は今日までに世界で80,000人の患者さんに投与されており、乾癬、乾癬性関節炎および強直性脊椎炎の治療薬として承認された唯一のIL-17A阻害薬である4

2017年3月6日、スイス・バーゼル発 – ノバルティスは本日、「コセンティクス®」(一般名:セクキヌマブ、以下「コセンティクス」)を投与された中等症から重症の乾癬患者において、休薬中に悪化した皮膚症状が投与再開後速やかに「寛解」または「ほぼ寛解」(Psoriasis Area Severity Index 、PASI 90~PASI 100*)に回復することを示す新たな解析結果を発表しました1。また、投与再開後に抗セクキヌマブ抗体が認められなかったことも示されました1。これらの結果は、米国フロリダ州オーランドで開催された2017年度米国皮膚科学会(AAD:American Academy of Dermatology )年次総会で発表され、ノバルティスは合計で35演題を発表しました。 

従来のデータから、断続的な投与と比較して継続投与でより優れた効果が示されていますが、中には治療を一時中断(休薬)する患者がいます5。今回の結果は、休薬後に悪化した乾癬患者の多くで「コセンティクス」の投与再開後わずか16週間で休薬前と同等の有効性が得られることを示しています1。また、乾癬に対する多くの生物学的製剤では、長期に投与すると徐々に有効性が低下する免疫原性が生じることがありますが、本試験結果では「コセンティクス」では免疫原性がほぼないことが示されています1,6
「コセンティクス」は乾癬による皮膚症状の主要因とされているサイトカインIL-17Aを特異的に阻害する、ヒト型の標的治療薬であり、これまでのデータから患者のほぼ80%で皮膚症状の高度かつ持続的な「寛解」または「ほぼ寛解」が得られることが示されています2,7

ノバルティスのグローバル開発部門責任者兼チーフメディカルオフィサーであるヴァサント・ナラシンハン(Vasant Narashimhan)は、次のように述べています。「継続投与によって効果が得られることが示されています。今回の解析結果は、何らかの理由で治療を中断しても『コセンティクス』では再び速やかに皮膚症状が改善することを示しており、患者さんと医師にも安心して治療の中止の検討をして頂けます」

「コセンティクス」(300mg)を1年間投与してPASI75*の効果が得られた後、治療を中断して悪化した患者(n=136)に「コセンティクス」を投与再開したところ、16週目までに94%の患者がPASI75*を回復し、前治療でPASI90*を達成した患者(n=117)の79%がPASI90*を、前治療でPASI100*を達成した患者(n=67)の67%がPASI100を回復しました1。また、これまでの試験と同様に望ましい安全性プロファイルを示しました。さらに、この解析において抗セクキヌマブ抗体を発現した患者は認められませんでした1
「コセンティクス」は、乾癬、乾癬性関節炎および強直性脊椎炎の治療薬として承認されている唯一のIL-17A阻害薬であり、すべての適応症を合わせると市販後に世界で80,000人を超える患者さんに投与されています4

「コセンティクス®」およびインターロイキン-17A(IL-17A)について

「コセンティクス」は、サイトカインIL-17Aを特異的に阻害する標的治療薬で世界的には2015年1月に承認され、日本では2014年12月に承認、2015年2月に発売されました。「コセンティクス」は投与された患者の大多数で皮膚症状の持続的な「寛解」または「ほぼ寛解」を示し、4年間にわたる持続性および安全性、さらに、使いやすい自己注射器を用いて月1回投与する簡便性が示されています6
「コセンティクス」は、中等症から重症の尋常性乾癬の治療薬としてEU各国、日本、スイス、オーストラリア、米国およびカナダなど75カ国以上で承認されています。欧州では、成人患者における中等症から重症の尋常性乾癬に対する全身療法の第一選択薬として8、米国では、全身療法または光線療法(光療法)の対象となる成人患者における中等症から重症の尋常性乾癬の治療薬として承認されています9。
さらに、「コセンティクス」は強直性脊椎炎および乾癬性関節炎の治療薬としてEU各国および米国など65カ国以上で承認された最初のIL-17A阻害薬です。また、日本では尋常性乾癬、関節症性乾癬および膿疱性乾癬の治療薬として承認されています。なお、国内において小児乾癬、強直性脊椎炎、X線上所見の見られない体軸性脊椎関節炎に対する効能追加取得のための臨床試験をそれぞれ実施中です。

「コセンティクス®」再投与試験について1***

「コセンティクス」を休薬後に投与再開した試験は、「コセンティクス」とプラセボを比較したERASURE試験(Efficacy of Response and Safety of Two Fixed Secukinumab Regimens in Psoriasis)と、「コセンティクス」とプラセボおよびエタネルセプト**を比較したFIXTURE試験(Full Year Investigative Examination of Secukinumab vs. Etanercept Using Two Dosing Regimens to Determine Efficacy in Psoriasis)の非対照継続試験です1。コア試験終了時(52週目)にPASI75を達成した患者181例を、「コセンティクス」150mg、「コセンティクス」300mgまたはプラセボを4週ごとに104週目まで投与する群に無作為に割り付けました1。増悪が認められたプラセボ群の患者には「コセンティクス」による再治療を行いました。
なお、日本における「コセンティクス」の用法及び用量は次の通りです。
通常、成人にはセクキヌマブ(遺伝子組換え)として、1回300mgを、初回、1週後、2週後、3週後、4週後に皮下投与し、以降、4週間の間隔で皮下投与する。また、体重により、1回150mgを投与することができる。

生物学的製剤および免疫原性について5

乾癬に対する生物学的製剤の使用は、抗薬物抗体の産生により、治療効果に影響するおそれがあります。現在得られているデータによると、抗薬物抗体の産生が認められた患者は2,842例中11例にとどまり、「コセンティクス」の免疫原性はほぼないことが示されました6

乾癬について

乾癬は高頻度にみられる非感染性の自己免疫疾患で、世界で125,000,000人を超える人が罹患しています10。尋常性乾癬は最も高頻度にみられる病型であり、角質が銀白色に積み重なり、盛り上がった紅斑として現れます。
乾癬は、単に美容上の問題ではなく、長期持続、時に悲痛な疾患であり、患者さんの日常生活のわずかな側面にも影響を及ぼすおそれがあります。乾癬患者のほぼ30%が、乾癬性関節炎を発症しているか、あるいは今後発症する可能性があります11。乾癬性関節症では、関節にも病巣が広がり、痛み、こわばり、不可逆的な関節損傷などの深刻な症状を引き起こします11,12。また、乾癬は糖尿病、心疾患、うつなど、その他の重篤な疾患とも関連しています11

*

PASIは、乾癬の局面型皮疹の発赤、鱗屑のはがれ、肥厚、および各身体部位の罹患面積を反映します13。治療効果はベースラインからのスコアの減少によって評価します(すなわち、90%の減少はPASI90、100%の減少はPASI100と表されます)。PASI100は、PASI90と比べて皮膚症状の改善度を示すより高い基準です。

**

日本におけるエタネルセプト(遺伝子組換え)の効能又は効果は次の通りです。
既存治療で効果不十分な関節リウマチ
(関節の構造的損傷の防止を含む)

***

日本における「コセンティクス」の効能又は効果は次の通りです。
既存治療で効果不十分な下記疾患
尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬

日本における「コセンティクス」の用法及び用量は次の通りです。
通常、成人にはセクキヌマブ(遺伝子組換え)として、1回300mgを、初回、1週後、2週後、3週後、4週後に皮下投与し、以降、4週間の間隔で皮下投与する。また、体重により、1回150mgを投与することができる。

免責事項

本リリースには、現時点における将来の予想と期待が含まれています。したがって、その内容に関して、また、将来の結果については、不確実な要素や予見できないリスクなどにより、現在の予想と異なる場合があることをご了解ください。なお、詳細につきましては、ノバルティスが米国証券取引委員会に届けておりますForm20-Fをご参照ください。

ノバルティスについて

ノバルティスは、ヘルスケアにおける世界的リーダーです。革新的な新薬、アイケア(眼科用医療機器、コンタクトレンズなど)、高品質かつ安価なジェネリック医薬品など、幅広い分野の製品を提供しています。ノバルティス グループ全体の2016年の売上高は485億米ドル、研究開発費は90億米ドル(減損・償却費用を除くと84億米ドル)でした。スイス・バーゼル市に本拠を置くノバルティスは約118,000人の社員を擁しており、世界約155カ国で製品が販売されています。詳細はホームページをご覧ください。https://www.novartis.com

参考文献

  1. Blauvelt A et al. Secukinumab Retreatment Shows Rapid Recapture of Treatment Response: An Analysis of a Phase 3 Extension Trial in Psoriasis. Presented as a poster at the American Academy of Dermatology 2017. 5th March 2017.
  2. Blauvelt A et al. Secukinumab is superior to ustekinumab in clearing skin of subjects with moderate-to-severe plaque psoriasis up to 1 year: Results from the CLEAR study. J Am Acad Dermatol. September 2016. Available from http://dx.doi.org/10.1016/j.jaad.2016.08.008 Epub ahead of print.
  3. Langley RG et al. Secukinumab in plaque psoriasis – results of two phase three trials. N Engl J Med. 2014;371(4):326-338
  4. Novartis, data on file
  5. Bissonnette R et al. Secukinumab maintains high levels of efficacy through 4 years of treatments: results from an extension to a phase 3 study (SCULPTURE). Presented as a late breaking abstract at the European Academy of Dermatology and Venereology 2016. 1st October 2016
  6. Reich K et al. Secukinumab, a fully human anti-interleukin-17A monoclonal antibody, exhibits minimal immunogenicity in patients with moderate-to-severe plaque psoriasis. British Journal of Dermatology. 2016
  7. Kirkham BW et al. Interleukin-17A: a unique pathway in immune-mediated diseases: psoriasis, psoriatic arthritis and rheumatoid arthritis. Immunology. 2014; 141:133-142.
  8. Cosentyx Summary of Product Characteristics. Novartis Europharm Limited. Available at: http://www.ema.europa.eu/ema/index.jsp?curl=pages/medicines/human/medicines/003729/human_med_001832.jsp&mid=WC0b01ac058001d124. Accessed February 2017.
  9. Cosentyx (secukinumab) [prescribing information]. East Hanover, NJ: Novartis Pharmaceuticals Corp, 2016.
  10. International Federation of Psoriasis Associations (IFPA) World Psoriasis Day website. “About Psoriasis.” Available at: http://www.worldpsoriasisday.com/web/page.aspx?refid=114. Accessed February 2017.
  11. National Psoriasis Foundation. Psoriatic disease: about psoriasis. Available at: www.psoriasis.org/about-psoriasis. Accessed February 2017.
  12. Mease PJ, Armstrong AW. Managing patients with psoriatic disease: the diagnosis and pharmacologic treatment of psoriatic arthritis in patients with psoriasis. Drugs. 2014; 74:423-441.
  13. Guideline on clinical investigation of medicinal products indicated for the treatment of psoriasis. EuropeanMedicines Agency Web site.
    http://www.ema.europa.eu/docs/en_GB/document_library/Scientific_guideline/2009/09/WC500003329.pdf
    Published November 2004. Accessed January 2015.

 以上

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