サントリーホールディングス サントリー文化財団 2016年度「若手研究者のためのチャレンジ研究助成」決定



 公益財団法人サントリー文化財団(理事長 鳥井信吾)は、2016年度「若手研究者のためのチャレンジ研究助成」として、応募総数238件のうち16件を助成対象に決定しました。助成総額は1,566万円です。

 本助成は、人文科学・社会科学の分野において、学問的に新しい視点を持ち、社会的にも広がりのある研究を志す、意欲的な若手研究者のサポートを目的としています。助成期間中には、助成を受けた方々が一堂に会し、異分野の識者に対して研究報告を行う場を設け、学際的視野を広げる機会を提供します。

 本年度の助成対象は、「チャレンジ研究助成」の趣旨にふさわしい、意欲的で斬新な試みを行う27歳から37歳までの16名の若手研究者の研究に決定しました。いずれの研究も、それぞれの専門分野において独自の着想に基づくものであると同時に、多方面への広がりや発展性が見込まれるもの、従来の学問や現代の社会問題に新しく有用な視点を提示するものなど、今後の可能性や将来の飛躍を期待できる内容です。

*選考委員
青木 保氏(国立新美術館館長)
五百旗頭 真氏(熊本県立大学理事長)
白石 隆氏(政策研究大学院大学学長)
張 競氏(明治大学教授)
細谷 雄一氏(慶應義塾大学教授)
宮本 又郎氏(大阪大学名誉教授)

*この件に関するお問合せ先
公益財団法人サントリー文化財団 研究助成係
Tel 06-6342-6221  Fax 06-6342-6220

2016年度 若手研究者のためのチャレンジ研究助成 助成先一覧



氏名 所属・肩書き 研究テーマ 1 青田 麻未 東京大学大学院人文社会系研究科 博士課程 居住者と旅行者の美的経験における差異と交流 ―― 地域芸術祭を事例として 2 明坂 弥香 大阪大学大学院経済学研究科 博士後期課程 消費者のインフレ予想に関する行動 経済学的分析 3 井口 俊 東京大学大学院総合文化研究科 博士後期課程 フランス第二帝政期におけるサロン戯画研究 4 伊藤 孝治 イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校歴史学部 博士後期課程 帝国の競争的海域:ベーリング海の国境地域の形成、1867~1941年 5 稲垣 春樹 首都大学東京都市教養学部 助教 植民地インドにおける法の支配の比較研究 6 小川 佐和子 京都大学人文科学研究所 助教 ジャズ・オペレッタからナチ・オペレッタへ ― 1920-40年代の大衆喜歌劇における風刺表現と演出の変遷 ― 7 川口 航史 東京大学大学院法学政治学研究科 博士課程 戦後日本農政の構造と変容:農業協同組合を中心として 8 菊池 真純 東京大学教養学部 特任准教授 水資源をめぐる国際的攻防に関する考察 ― 香港資本による北海道での水源地買収を事例に ― 9 清水 さやか 東京大学大学院人文社会系研究科 博士課程 20世紀中期の〈蠕虫〉をめぐる文学的想像力についての比較研究:乱歩からベケットまで 10 鈴木 真太郎 デル・バジェ・デ・グアテマラ大学考古学人類学研究センター 研究員 古代マヤ文明周縁域の広域考古人骨研究 11 鈴木 和歌奈 日本学術振興会 特別研究員(PD) iPS細胞の医療応用における社会と科学の相互作用:日英仏の実験室の実践に注目して 12 冨安 亮輔 東洋大学理工学部 助教 応急仮設住宅の終末論 ― 関東大震災から東日本大震災まで ― 13 藤井 進也 慶應義塾大学環境情報学部 専任講師 ヒトの音楽性の発達的起源に関する研究 14 松田 拓也 慶應義塾大学大学院法学研究科 後期博士課程 米国の中東への軍事関与の源泉の歴史的分析を通じた米国の大戦略研究 15 山下 朋子 日本学術振興会 特別研究員(PD) 現代グローバル法秩序における投資家の慣習法規範形成に与える役割 16 山本 浩貴 ロンドン芸術大学トランスナショナル・アート研究所 博士課程 2000年以降の東アジアにおける現代美術の社会的実践に関する調査 ― 大日本帝國による植民地支配が遺した影響との関係に着目して

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