アスクル 周辺環境調査について(火災関連第16報・結果報告書添付)



平成 29 年4月 20 日
各 位
アスクル株式会社
「ASKUL Logi PARK 首都圏」周辺環境調査について(火災関連第 16 報)
「ASKUL Logi PARK 首都圏」の火災(以下、「本火災」といいます。)に関連して実施いたしました周辺地域の環境調査の結果についてご報告いたします。調査の概要および詳細報告書については以下のとおりでございますが、弊社といたしましては、大気、水質・土壌の周辺環境について、本調査の結果をもって、本火災による汚染等の周辺地域への影響が生じていないことが確認できたものと認識しております。
1.本火災の煙・煤による影響
本火災では長期間に渡って煙・煤が発生いたしましたので、大気への影響を調査いたしました。
(1)大気調査(鎮圧後)
本火災の延焼中は調査することができなかったため、鎮圧(平成 29 年 2 月 22 日)後直ちに空気を採取し、調査を実施いたしました。
【調査実施日】
平成 29 年 2 月 24 日
【採取場所】 (参考1)
①弊社物流センター敷地内 3 カ所(埼玉県入間郡三芳町上富 1163)
②三芳町役場屋上(埼玉県入間郡三芳町藤久保 1100-1)
【調査項目】
有害大気汚染物質等(環境省の定める優先取組物質であるベンゼン、トルエン、ヒ素等を含む全 23 項目)
【調査機関】
東京テクニカル・サービス株式会社
【調査結果】
①②における調査項目のうち、環境基準値(注1)が指定されている優先取組物質についてはいずれも環境基準値を下回っていることが確認できました。また、指針値(注2)が指定されている項目については「マンガン及びその他の化合物」のみ、一部地点において指針値を上回っていましたが、マンガン濃度と粉じん濃度には相関があり、強風による砂塵の影響を受けた可能性があると思われます。なお、今回の調査結果であるマンガン濃度は、「平成 26年度有害大気汚染物質モニタリング調査の結果(地方公共団体等)」と同水準であることが確認できております。
(注1)「環境基準値」とは、環境基本法に基づき設定される人の健康を保護し及び生活環境を 保全するうえで維持されることが望ましい基準をいいます。
(注2)「指針値」とは、健康リスクの低減を図るための指針でありモニタリングの評価に当たっての指標や事業者による排出抑制努力の指標をいいます。
参考1:大気採取場所(赤い●で表示)
(2)大気データ分析(鎮圧前)
本火災の延焼中の大気への影響を確認するため、環境省「そらまめ君(環境大気汚染物質広域監視システム)」の常時観測データを分析いたしました。
【データ期間】
①平成 29 年 2 月 15 日午前 9 時~2 月 22 日午前 9 時
②同年 2 月 26 日午前 9 時~3 月 5 日午前 9 時
【測定局】
東所沢、狭山、川越市高階、富士見の 4 測定局(参考2)
【分析対象項目】
①二酸化窒素
②浮遊粒子状物質(SPM)
【分析機関】
東京テクニカル・サービス株式会社
【分析結果】
①②いずれも環境基準値内であることが確認できました。(参考3、4)
参考2:三芳町近隣の 4 観測局
参考3:①二酸化窒素濃度の推移
出典:環境省「環境大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)」)
・環境基準:1 時間値の 1 日の平均値が 0.04~0.06ppm のゾーン内、または、それ以下。
・火災発生日の 2 月 16 日~17 日に濃度が高くなっていますが、すべての地域において 環境基準値内であることが確認できております。
参考4:②浮遊粒子状物質(SPM)量の推移
出典:環境省「環境大気汚染物質広域監視システム(そらまめ君)」)
・環境基準:1 時間の値が 0.20mg/㎥以下、かつ、1 日の平均値が 0.10mg/㎥以下。
・火災発生日の 2 月 16 日~17 日に数値が高くなっていますが、すべての地域において 環境基準値内であることが確認できております。
(3)総括
周辺の大気環境は、一般的な環境レベルに戻っていると判断できると思われます。
2.本火災の消火水による影響
本火災の消火のために、火災発生から 12 日間で、約 1 万 7,500 ㎥の放水がなされました(三芳町発表による)。弊社物流センターにおける設計雨水浸透量(注3)は 1 日あたり約 19 万㎥であることから、敷地外への消火水の流出は考えにくいものではありますが、消火水による影響についても調査を実施いたしました。
(注3)設計雨水浸透量とは、雨水貯留ピットによる敷地内地下への雨水の浸透量の設計上の数値をいいます。
(1)水質調査
本火災の消火水による水質への影響を調査いたしました。
【調査実施日】
平成 29 年 2 月 24 日
【採取場所】
①弊社物流センター敷地内雨水枡内の水(参考5、6)
②周辺河川(砂川堀 永久保橋)
③井戸水(三芳町浄水場)
【調査項目】
水質汚濁防止法及び下水道法に定める項目等
【調査機関】
東京テクニカル・サービス株式会社
【調査結果】
①雨水桝内には消火活動により排出された消火水が直接流れ込んだまま滞留していたため、一部において、環境基準値を上回る項目がありましたが、平成 29 年 4 月 6 日までに全量回収を完了しており、今後、速やかに産業廃棄物として処分を実施いたします。
※ 雨水枡の水が雨水貯留ピットに流れ込んで土壌に浸透する可能性を考慮し、雨水貯留ピット付近の土壌についても調査を実施いたしましたが、結果は環境基準値を十分に下回っていました((2)土壌調査参照)。
②周辺河川の調査において環境基準値を超過した項目はありませんでした。
③井戸水の調査において環境基準値を超過した項目はありませんでした。
参考5:雨水枡、雨水貯留ピット配置図
参考6:雨水枡、雨水貯留ピット構造図
(2)土壌調査
雨水枡内の水が雨水貯留ピット内の浸透設備に流れ込み、土壌に浸透する可能性を考慮し、雨水貯留ピット付近の土壌についても、念のため調査を実施いたしました。
【調査実施日】
平成 29 年 3 月 29 日~3 月 31 日
【調査場所】(参考7)
①弊社物流センター敷地内雨水貯留ピット付近6カ所
②弊社物流センター敷地境界4カ所
③弊社物流センター敷地内2カ所
【調査項目】
ダイオキシン類
【調査機関】
東京テクニカル・サービス株式会社
【調査結果】
①②③いずれにおいても、環境基準値を十分に下回っており、また、環境省が公表している全国調査の結果と比較しても同水準であることが確認できました。
参考7:土壌調査実施場所
(3)総括
周辺の水質は、消火水に含まれる有害物質の除去作業が完了したため、本火災の影響による汚染は今後も発生しないものと考えられます。
また、土壌については一般的な環境レベルであると思われます。
3.検査機関について
本書記載の調査、分析はいずれも、経済産業省所管の独立行政法人 製品評価技術基盤機構認定の検査機関である、東京テクニカル・サービス株式会社(東京都江戸川区西葛西8-20-20)に依頼しております。同社はMLAP(エムラップ:計量法特定計量証明事業者認定制度)に基づく認定特定計量証明事業者であります。
今回の火災により、近隣にお住まいの皆様にご心配、ご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。
以 上
<本件に関する問い合わせ先>
アスクル株式会社 広報
(別紙資料)
(1)「ASKUL Logi PARK 首都圏周辺環境調査 調査結果報告書【詳細調査 大気編】」
(2)「ASKUL Logi PARK 首都圏周辺環境調査 調査結果報告書【詳細調査 水質編】」
(3)「ASKUL Logi PARK 首都圏周辺環境調査 調査結果報告書【土壌調査】」
公式ページ(続き・詳細)はこちら
http://pdf.irpocket.com/C0032/SAip/o1yC/OIF0.pdf

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